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【徹底検証】初心者は何を買えばいい?バーナーの種類と選び方の基礎知識

登山道具を選ぶ時、何を基準に選んでいますか?メーカー・機能・値段・デザインなど、人によって選ぶ基準はさまざまですが、重要なポイントは「信頼できるもの」を選ぶこと。
悪天候で極寒の中、「火がつかない…!」と慌てないためにも基礎知識をしっかりと身につけて、自分に合ったバーナーを選びましょう。

総合力でガス、パワーの点ではガソリン

初心者・上級者に関わらず、日本の山ではガスバーナーを持っていれば困ることはあまりありません。よっぽど気温が低い極寒地で安定した火力を求めるのであれば、ガソリンバーナーも持っていれば安心です。まずは、ガスバーナー・ガソリンバーナーを比較してみましょう。

テーブル

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見出し編集 ガスバーナー ガソリンバーナー
着火 とても簡単 プレヒート(予熱)が必要で、ややテクニックを要する
燃料コスト やや高い 安い
燃料の入手性 ・量販店などでは手に入りやすいが、燃料、バーナーともに同メーカーのものを使用する
・飛行機に乗せられない
・ガソリンスタンドで補充できる
・持ち運ぶ量を自分で調整できる
バーナーの重量 軽く、コンパクト やや重く、かさばる
火力 中火 強火
火力調整 できる できない
極寒地 不向き 得意
メンテナンス 全体的に楽であり、手が汚れない やや難しい

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上記のように、手軽さや簡単さでは圧倒的にガスに軍配があがります。
ガソリンバーナーは、道具好きなこだわり派にとっては使うほどに愛着が湧いてくる点など、見た目的なカッコよさが魅力的です。山でガソリンバーナーを使っている人を見ると、個人的に「おッ、やるな、カッコいい」と感じてしまうのですが…。使い慣れずに失敗するよりも、初心者にはガスバーナーをオススメします。

オススメのガスバーナー「プリムスP153」と「EPI NEO」の違い

「プリムスP153」と「EPINEO」は、ずばりこれを持っていれば間違いなしのガスバーナーです。では、両者の違いを比較してみましょう。

①大きさ

左:プリムスP153、右:EPI NEO
左:プリムスP153、右:EPI NEO

ゴトク(4つの羽のような台)の大きさが違います。このゴトクの直系内にコッフェルが収まると、熱効率が良い状態になります。プリムスP153は1~2人用、EPI NEOは2~3人用として向いています。

②収納のしやすさ

左:プリムスP153、右:EPI NEO
左:プリムスP153、右:EPI NEO

ゴトクをたたんだ状態ですが、圧倒的にプリムスP153のほうが小さく軽量(116g)です。

コッフェルの中に収納できる点も高ポイントであるプリムスP153に対し、EPIは専用の収納ボックスに入れてもこの大きさになります。重さは185gです。

③火力

プリムスP153をおススメする最大のポイントは、コンパクトなのに火力が強い点です。3,600kcal/hというハイパワーなので、お湯をすぐに沸かすことができます。

それに対し、EPI NEOは4,000kcal/hのハイパワーであり、比較的大きな鍋にも対応できるというメリットがあります。極寒地などでも十分に機能するため、さまざまな環境で活躍するバーナーと言えるでしょう。

④タフさ

バーナーに風よけを立てて使用しているシーンをよく見かけますが、EPI NEOは風に強いため、火が安定しやすいといった特徴が見られます。これはゴトクの形に秘密があり、コッフェルを乗せた時にゴトクとの間にあまりすき間ができません。
ゴトク自体の形も風を逃がしやすい形になっているので、強風にも強い構造になっています。

コッフェルを乗せた時に一体感がある
コッフェルを乗せた時に一体感がある

比較してみると、プリムスP153のほうがゴトクとコッフェルの間のすき間が大きく、風の影響を受けやすくなっています。

安定性を求めるなら分離型「プリムスP133S エクスプレス・スパイダー」

より大きいコッフェル(フライパンなど)を使う時など、安定感を求めたい方には分離型で軽量モデル(198g)の「プリムスP133S エクスプレス・スパイダー」がオススメ。重心が低いことと、ゴトクが大きめに作られているので大きい鍋にも対応できます。お湯を沸かすだけではなく、炒め物を作りたい時にもぴったりです。
極寒地の強風の中、炒め物をする機会も少ないと想定されるのでパワーは2,400kcal/hですが、一般的なキャンプであれば問題ないでしょう。

クッカーとバーナーの一体型万能スペック「JET BOIL」

こちらは番外編になりますが、基本のバーナー以外にあったら便利な「JET BOIL」をご紹介します。

収納力

これらが全てクッカー(左上)に入ってしまうという収納力。「バーナー・ガス・コッフェルを全部取り出して…」といった煩わしさを感じさせません。

保湿力

クッカーの側面のネオプレン(耐熱合成ゴム)のカバーのおかげで、素手で持っても大丈夫な上に、保温力が抜群です。沸騰したお湯の中に乾麺と粉末スープを入れれば、そのまま保温力の高いクッカーとして使えます。

単体でも活用

バーナー単体でも使用可能。火力は1,134kcal/hと低めですが、お湯を沸かすことがメインのJETBOILでは問題なく使えるでしょう。

まとめ

登山道具は安ければ良い、流行りだから良いというわけではありません。自分の使うシーンを想定して、信頼のおけるものを見つけることがベストです。基本さえ押さえれば、デザイン性のあるものやメーカーでそろえていくことも、より楽しくなってきます!