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  • キャンプに関するハウツー記事一覧です。タープやテントの建て方、ロープの結び方、焚き火の起こし方、ギアの使い方といったキャンプで役に立つアウトドア基本情報から、チルなキャンプ時間を過ごすヒントまで、初心者の方から上級者の方向けに丁寧にご紹介します。

【冬キャンプ】トライする前に知っておきたい注意すべきポイント5つ

キャンプのベテランになればなるほど「冬こそは真のキャンプシーズン」と言います。けれど経験をしたことがない人には、なかなかその壁を突破できないものです。
そこで、これから冬のキャンプにトライしてみようと思う皆さんに、楽しみと対策に関する5つのツボを用意しました。是非お役立てください!

1.冬キャンプのハイライトは朝にある

冬キャンプ最大のハイライトシーン、それは間違いなく「朝」です。

日の入りも早い一方、日の出も遅い冬。
ほんのちょっとの早起きで、普段触れることのない感激のシーンが目白押し。
斜めに日が差す森の中。強まっていく景色のコントラスト。見てわかる速度で伸びていく木々のシルエット。気象によっては現れる幻想的な霧や靄。
この瞬間を寝坊で見逃したら何のための冬キャンプなんだ!と思ってしまうくらい。
またこの時の熱いコーヒーがなんと沁みること!

朝の焚き火はさらに最高。夏場では味わえない冬キャンプの楽しみといってよいでしょう。
日の出前から始めると、ひときわ最高!
暖を取ると同時に冬のシーンとしても素敵な景色のアクセントになります。

ついつい夜遅くまで長話をしたくなってしまうキャンプですが、その分をちょっと早朝に回してみると「ああ、冬のキャンプっていいね」となれること請け合いです。

2. 焚き火をガンガンやる

 

何をいまさらという感じですが、焚き火をやるから冬キャンプに行く!そのくらいであっていいものです。
自分たちの日常生活とキャンプ。決定的に違うものを突き詰めると、これなのですから!
家で、会社で、街で、焚き火だけはできません。

そもそも寒い冬キャンプ。遠慮なんかいりません。キャンプ場に到着して設営が出来たら就寝までずっと焚き火をしようじゃありませんか。そして前段通り、ステキな冬の朝景色でも焚き火三昧・・・。

ただし薪も燃料なので、ずっと燃えてくれるわけではありません。意味なく燃やすのではなく、適度なコントロールが必要。最小の燃料で長く有効な暖にするコントロール。これがまた簡単ではなくまた一様ではない。


正直このシンプルな作業には夢中になりますし、薪の種類による火持ちの違いを知るなど、他のシーズンでは気が付かなかった面白さを味わえます。

焚き火は冬の「アクティビティ」。「どのくらいの量の薪を燃やしたのかわからない!」なんてなったらもう、冬キャンプマスター!

3.寒いのは当たり前として、いつ寒くなるかを知る

冬キャンプ、楽しいことはもちろんですが、一方でさまざまな対策も必要です。冬のキャンプでまず前提になるのは「寒暖の差が大きい」という事実です。これが都会生活に慣れ過ぎて忘れがちなこと。

特に気を付けなければいけないのは日が暮れてからの放射冷却。昼間が日光を浴びて暖かかければ暖かいほど夕方以降との寒暖差は強く、これが思う以上にきついものです。

 

対策として有効なのはスクリーンタープを早めに建てておくこと。
冷気に変化する外気を遮断し、しかも日光を直接当てていないので地面の放射も少なく寒暖の差はかなり埋めることが可能です。主流となっている大型のティピーテントも、基本は同様ですが、天井が低いスクリーンの方が暖気も逃げにくく、やや暖かさの面では有利となります。若干ですけどね。

4.寒さは常に下から来る

 

本当の冷えは常に下から。足元、腰の冷え、これが冬の外遊びの第1ハードル。
上着はしっかり重ね着をしていても下がスカスカで一向に暖かくなった気がしないということはよくあるものです。チェアにフリースケットを敷くだけでもどれだけ違うことか。

冬キャンプで最も失敗するのは就寝時。この対策を怠ってひどい目に遭った方も多いはず。
シュラフはいいものを買ったのになんであんなに寒いのだろうと思った方も多いのでは?
それはひとえに、地面からの冷却対策を怠ったからなのです。

 

冷えを伝えない確実な方法は、地面と接していないこと。つまりコットを使うことです。地面から10cm離れているだけで、格段の差として現れます。

コットでなければ次はマット。凸凹を和らげる以上に、冬は冷気遮断がメインなので、出来る限り厚みのあるものが特に有効。重ねられればさらに有効。もっと言えばコットにマットを敷けばキャンプでは最強。


ついでですが、昔はよく銀マットが使われました。よく間違えるのは銀色が下で青いウレタンが上ということ。蒸着の銀面で直接冷気を防ぎ、ウレタン部が保温効果になるからです。

 

シュラフをレイヤーするというのも確かに効果的。ただし筆者の経験ではやり方を間違えるとその効果が出にくくなると思っています。


まずダメなのはダウン系を内側、化繊系を外側にしたレイヤー。羽毛はロフトという嵩高で保温を稼ぎますので、重い化繊がその上に重なればロフトが当然出ず、効果は半減。同じレイヤーをするならダウンの嵩が出る順番にしたいですね。

ダウンシュラフというのは、体重で下側はぺちゃんこになり、下からの冷気に極めて弱いもの。キャンプにおいては、ダウンシュラフを使うならさらにマットやコットの底上げが必至となります。

冬キャンプ最大の防寒対策。それは、底上げベッディングを成功させるかどうかです。

5. 無理をせずコテージやキャビンを使って

 

いまやグランピングも当たり前になってきた時代。キャンプといっても、施設や建物をどんどん利用して楽しめるような環境となってきました。テントじゃなければアウトドアじゃない!という時代でもないでしょう。


どうしたって寒さを凌ぐためには、その他のシーズン以上の装備が必要となってしまいます。それはちょっと・・というのであれば、どんどん付帯施設を利用しましょう!

ただし、建物利用時でも、実は今までここに記したことと同じ注意が必要。冷気は常に下から来ます。つまり床からの冷気を遮断しなければ建物の優位性は全くなくなります。むしろ床の冷えを直に受けてしまったらテント以上。

まずは備え付けのマットがあるかを事前確認しましょう。無ければ必ず持参。
ベッド形式ならそれだけで安心ですね。

 

そして・・もし環境が許すのであれば、建物では「鍋パーティ」が最高。それ自体が温かいのはもちろん、けっこう室内暖房にもなるのです。もっというと、施設の室内はものすごく乾燥しているので、適度に湿度が上がり、就寝時も含めて想像以上に楽になります。


野外の鍋もすごく良いものですが、コテージで囲む鍋というのがまたいい思い出になったりします。(火器の使用は各キャンプ場のルールに従ってくださいね)

まとめ

皆さんも、冬の、冬しかない景色と味わいでキャンプライフの幅を広げていってみてください。